「価値のない質の低いコンテンツ」ペナに臨んだ結果・・・

昨年夏にアメブロで、私のサイトのメインキーワードの一つで(主に被リンク系)スパマーたちの上位表示がやたらめったら多いので、グーグルはとっとと対処しやがれ、なんて記事を書いたのですが、

やってくれましたねぇ。

・・・私のサイトに。

昨年9月の事でした。ある日突然、特定のキーワードで圏外に飛ばされ、数日後にはサイトタイトルでトップページが表示されないので、変だなと思いながらWMTを開くと、新着メッセージが・・・

価値のない質の低いコンテンツ

というやつでございます。

で、「サイト全体の一致」として、ドメイン全体にかけられております。

それも、なぜか?やって来たのはサイト移転前の旧ドメインの方で、これはかなりレアなケースじゃないかと思うけど。

このサイトのほとんどは、ユーザーに付加価値をほとんど提供しない質の低いページ(実質のないアフィリエイト ページ、見かけ倒しのサイト、誘導ページ、自動生成されたコンテンツ、コピーしたコンテンツなど)で構成されているようです。

なんて定型の文章ですが、被リンク系ブラックSEOなんてやってない、オリジナルで自分なりに密度の濃い記事を書いてるつもりのところに来ると、ムッと来ますよね!それに、このペナを受けるに相応しいサイトがなぜか生き残ってたりして、ガデムモーター超フル回転でございます!

グーグル日本のウェブスパムチームは何やってんの?他にやることあんだろーが!というのが私の本心なのですが、しかしそこは生活のため、そのまま放っておく訳には行かないし、このようなペナが来ることには私のサイトに何らかの問題があるはずだ、とグッと堪えてペナ解除に臨んだ訳です。

(ただし、結局私は未だにペナ解除には至ってないので、ここから先、あなたが今後も使い続けたいドメインでのペナ解除手法を知りたいのならば、この記事は参考にならないかもしれません)

ペナを解除してもらうためにやった事

主にやった事は以下の通りで、旧ドメインは単にリダイレクトかけてるだけですから、約2か月かけて、新サイトの方を手直した訳です。

コンテンツの薄いページの削除

記事の少ないページ、終わってしまったイベント情報などのページを削除又はnoindexタグを付けるなどしました。なるほど、壇蜜の画像が見たいのに某カジノの終わってしまったイベント情報が出ても迷惑だろうな、と思いながら、トレンドサイトが低品質ペナを受けているそうだし、意味はあると思いながらやった次第です。

既存コンテンツの増強

私は単純なコンテンツコピーはやっていなかったのですが、やはり、どのサイトにもありそうなありきたりな記事では読み物として価値がなかろうと、自分なりに経験に基づく解釈を積極的に追加しました。

著作権関係の対処

ユーチューブ動画の埋め込み、記事中の画像など、著作権・肖像権侵害の疑いがかかりそうなものを全て剥がしました。

その他

・・・他にもテンプレート改造したり、サイトタイトル変更したり、構造化データの見直しやったりしたけど、これらは詳しく書いてもたぶん参考にはならないと思う。

やるべき事はやり尽くしたが・・・

以上の手直しはもはややり切ってしまい、客観的に見て、これで検索圏内にいる他のサイトに比較して「価値のないコンテンツ」などと言うようでは「アホ」だな!それならそのジャンルのポータルサイトはみんな圏外に飛んでなきゃダメだな!と思ったわけ。

で、再審査リクエストを3回にわたり出した訳ですが、2回は5日ほどでダメとの返事が届いた訳ですが、3回目は2週間経っても返事が来ず。

で、さすがにこれ以上は待てぬと思い、目的は新サイトの生き残りだけだし、そっちは個別キーワードで依然上位表示はされてるし、これ以上稼ぎにならない事に関わってる暇はないので、ダメ元でリダイレクトを外してやりました。

旧ドメインでアクセスすると404エラーが返される状態です。

すると、リクエストから3週間たって、やっと返事が来ましたね。

「全記事削除してもペナルティは解除されません」と。

そんな事は分かってるっつーの。

そこまでやってダメなら、原因は何か?

ここまでやってダメなら、何なんでしょうねぇ。いろいろと考えてみたワケです。

リダイレクト方法の失敗?

新ドメインに移転するとき、グーグルの推奨する手順に従って手続し、WMTの「サイトの移転」機能を使ったが、旧ドメインは監視のためWMTに残したままにしていた。
で、不思議な現象として、検索エンジンでsite:旧ドメインと打ち込むと、旧ドメイン表示の新ドメインページがずらりと表示されていた。
移転後に追加したページでも同様に、である。
その事から、リダイレクト手順のどこかで失敗し、不正なリダイレクトとしてペナが来たかもしれないし、WMTに旧ドメインの登録を残した事自体がまずかったのかもしれない。
しかし、リダイレクトは手順通りやったし、WMTに旧ドメインを残しておかなければ、ペナの通知自体が受け取れず、さらに混乱したと思うのだが。
ちなみに、すでに「サイトの移転」の取消しが出来なくなっている。

そのドメイン固有の問題

現在のコンテンツ内容がどうとか関係なく、過去のコンテンツの経歴とそれに付随する被リンクもまとめてペナの対象となってるのでは?ということで、確かに中古ドメインだし、過去には今の基準ですればスパム的なサイトやお下劣なアダルトサイトも入れてたことがあるので、グーグルボットが今は亡きアドレスを未だクロールしようとしてますし、履歴として残ってるでしょうから、可能性としてはありうるかな、と思ってます。つまり、今はどうあれ前科者には厳しい、という事になります。

グーグルの商売を邪魔するコンテンツが含まれてる

これは邪推だが、コンテンツ自体がユーザーにとって有益かどうかというのとはまったく関係なく、例えばグーグルのスポンサー企業に都合が悪いサイトはすべからくスパム認定してしまうのではないか?という事。まぁ、私の記事が都合悪い業界もあると思います。グーグルも稼ぎを目的に検索を提供してますから、致し方ないだろうし、可能性が無いとは言えねぇな。アメリカ本社の企業だし、アメリカ当局の検閲が入ってたりね。

でも、仮にそういうのが徹底されると、検索結果には真面目ぶった・お行儀よろしい・綺麗事満載、の読む気も起こらない下らないサイトばかりが並ぶようになり、そのうちユーザーが離れてゆくだろうケド。

そうなれば、今後新たに検索エンジンを始めたい、という企業には商機になるかもですね。

ちゃんとオレの記事を読んで判定してるのか?

パンダ・ペンギンを上手くすり抜けることが出来たブラッキーなサイトも、世界には恐ろしいほどの数で存在しているはずで、いちいちテキストを読んで検証しているのか?という疑問がある。手動対策かけるサイトの選出をアルバイトに任せてるという噂もあるし、そもそも本当に全て人が見てるのか?という点も疑問だ。

たとえば見た目トレンドサイト的なテンプレートデザイン見つけたらとりあえずペナかけとくとか、特定ジャンルのサイト見つけたらとりあえずペナ。といった事してるんじゃなかろうか?

実際、オレが再審査出してから、たまたまアナリティクスでサンタクララからのアクセスを見つけたときも、トップページと問い合わせページだけチラ見してすぐ帰ってたりしてるし、ちゃんと真面目に記事を読んでるようには思えない。

そもそも一定以上レベルの記事の価値を判定するにも前提知識が必要だろうし、各コンテンツ内容のユーザーにとっての有益性をどうやって判別するのか??

そして、コピーコンテンツで後から作られたサイトがオールドドメインで被リンクがいっぱいあって見てくれ豪華だったら、そっちの方がオリジナルと勘違いして、オレの方をコピーコンテンツだと判定してる可能性もあるね。

攻撃こそ防御。今後はソフト入れて、もしこういったサイト見つけたら、片っ端から著作権侵害で訴えまくってやろうと思う。

反省の度合いを見せれていない???

これはマット・カッツ氏がウェブマスター向けビデオで「反省を見ている」と言ったことで単なる噂になったのかもしれないけど、おかしな話で、情に訴えたり、ペラサイトにして「サイトが乗っ取られたので、とりあえずトップページだけ直しました!」といった再審査リクエストしてペナが解除された、という例があるらしい。

そもそもサイト内容の審査リクエストで謝罪文のあるなしを判定基準にする事自体無意味な事で、ウェブマスターもビジネスでスキル使ってやってんだから、記事の内容が向上した=反省したな!の事実認定だけで良いのでは?
仮にサイト内容を、ウェブマスター個人に対する好き嫌いで判定をするのであれば、これは公私混同、かなり悪質と言わざるを得ないし、常連スパマーたちは単に反省した「ふり」をして、頃合いを見計らってまたスパム行為をやっちゃえば良いのだから、ウェブスパムのイタチごっこが終わることはないだろう。

この点は、世間ズレしててスキルだけで商売してるオイラにとって人の情に訴える事は能力外だな、と思い、再審査リクエストに「反省した」と滲ませる文言は、一切入れていない。

むしろ3回目のリクエストでは

当サイトの記事は「完全オリジナル」であり、もし「他サイトの記事のコピー」という点で疑われてペナルティされているのであれば、その比較対象としてピックアップされている「信頼性の高いサイト」とやらのオリジナリティを徹底的に調べ上げられた方がよろしいかと存じます。

と送った。
徹底的に調査すればいい、ってゆーか、やれ!!

で、もう開き直ることにした

いい加減疲れました。なんといっても、これ以上やっても全然面白くない。

時間とエネルギーを浪費するだけだし、どうせオレはグーグルの日本人担当者に嫌われたんだ、と開き直ることにしました。

リダイレクト外してやったこと

リダイレクトを外すだけでは新ドメインにもモロにペナの影響が出たまんまだから、ダメ元の悪あがきをしてみた。

410エラーを返すようにした

旧ドメインでサイトのフォルダ単位で410エラーを返すようにして、新サイトの方は、各コーナーのフォルダ名称(アドレス)を分かりやすく短いアドレスに変更してやった。
1か月ほど経って、各コーナーの検索順位は若干持ち直しつつある。

旧ドメインからのリンクを否認

リンクの否認ツールで、リダイレクトかけてた旧ドメインについて否認してやった。
これは、効果のほどは未だ分からない。露骨なペナ逃れとして無視されてるかもしれない。

旧ドメインの処遇

で、ペナ対策のお蔭で新サイトの方が良くなったんで、ペナの影響下だろうが関係なく運営することにし、直にペナを受けてる旧ドメインの方はリダイレクト後1年くらいで捨てるつもりだったし、どうせなら「低品質コンテンツ」をサイトテーマにしてしまえ、と、新たにサイト作成することにしたのであった。

低品質コンテンツペナルティ物語

フザけたタイトルのサイトだが、逐次記事を追加してゆき、そのうち有益なSEO情報サイト?にしようっと。

「「価値のない質の低いコンテンツ」ペナに臨んだ結果・・・」への1件のフィードバック

  1. この気持ち凄い、分かります。他のサイトは生きていて自分のサイトだけ殺されるっていう。中身を見ても自分のサイトのほうがプログラミングの精度や設計思想をとっても質が良い。

    属人的な判断基準でペナ科すのは結局逃げでしょ。って思います。

    クロムの情報使えばユーザーにとって有益かどうかなんて簡単に判別できますよ。
    そもそも有益性なんてユーザー個人が判断することなので、クロムやgoogle analyticsの情報以外で判断すべきではないと思います。
    世界最高の頭脳集団というのは間違いなく嘘です。ぼんくらの集まりなんじゃないかと思いました。私ならもっと公正・公平に出来ますよ。だから最近のグーグルはイメージ悪いんですよ。と切れ気味に思っています。

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