ジャーナリストのジャマル・アフマド・カショギ氏がサウジアラビア領事館で惨殺されたという事件。
アップル・ウォッチの録音から、生きたまま切り刻まれたという。
なんで領事館でISみたいな屠殺処理が必要だったのか?生きたままとか、無茶苦茶だ。暗殺なら他にもやり方があるだろ?マフィア・ドラマのトニー・ソプラノ一家でも、生きたままでは解体しない。サウジのエージェントはジンギス・カンか?
サウジアラビアが仮に専制的な国家であったとしても、奇妙な事件である。
「カショギ」といえば、かつて日本の政界スキャンダルで名を轟かせた武器商人。
ジャマル・カショギ氏は、アドナン・カショギの甥。さらに、英国の故プリンセス・ダイアナの一緒に交通事故で一緒に亡くなった恋人、ドディ・アルファイド氏も、アドナン・カショギの甥。
アドナン・カショギ(アラビア語:عدنان خاشقجي, 英語:Adnan Khashoggi、1935年7月25日 – 2017年6月6日[1])はサウジアラビアの武器商人。防衛関係商社トライアドの会長兼代表取締役[2]。1997年にダイアナ妃と共にパリで事故死したドディ・アルファイドや、2018年にトルコのサウジアラビア領事館内で殺害されたジャーナリストのジャマル・カショギは甥に当たる。
1960年代と1970年代に日本およびアメリカの会社とサウジアラビア王室との取引を仲介した[3]。リチャード・ニクソンの政治資金を拠出していた。イラン・コントラ事件(BCCIから資金調達)やロッキード事件などに暗躍してきた武器商人として知られるようになった。
カショギはクライスラーやレイセオン、フィアットやロールス・ロイスとも取引した。その後も中東の武器市場において様々な形で介在し、巨万の富を築いた。カショギは高級ホテルとして知られたウォルドルフ=アストリアを買収したこともあった。
1986年にトライアドがフィリピンの国家開発会社と裁判で争った[4]。2年たって、カショギはスイスで資産隠しにより起訴され3ヶ月の禁固を言い渡された。この密売事件について、1990年アメリカ連邦裁判所はカショギとイメルダ・マルコスを赦免した。2003年ごろ、モサック・フォンセカが本件を理由にカショギとの取引を打ち切った。
カーライル・グループ、ユニオンカーバイド、ロイズ・バンキング・グループ、カリフォルニア銀行(現:ユニオン・バンク)といった金融グループとカショギは関係した。カショギの資産であったナビラ号(Nabila)というヨットは、金に困ってブルネイのスルタンに売られた。それはやがてホテル王ドナルド・トランプの手に渡り、そして彼も切羽詰ってそれをアル=ワリード・ビン・タラールに売った。
2016年に新興宗教指導者の娘のチェ・スンシルに洗脳されたパク・クネ大統領が、チェの指令に従い政治的な決断を行い実行をしたことが発覚し、素人の彼女が韓国を実質支配していたという大きな政治スキャンダルが起こった際、カショギが1970年代半ばから韓国政財界向けに雇った韓国人の元モデルのリンダ・キムがロッキード・マーティン社の武器専門のロビイストとして、韓国軍の次期戦闘機の選定を巡るロビー活動で暗躍していたことが暴かれた[5]。
ロッキード事件を想起せよ。
追い込まれた政治家は、元首相田中角栄。影の権力者、児玉誉士夫。追い込んだのは霞が関。このとき日本の3つの権力(立法・司法・行政)を官吏の組織が掌握した。
なぜ、今更「カショギ」の名が世界に報道されるのか?
リメンバー・ロッキード・ケース。
導かれるのは、「復讐」というキーワード。
ミステリ~