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ゼロ金利が作るバベルの塔
米欧は大規模な金融緩和から脱却を目指し、米国に続き欧州も正常化に向かう。だが経済の先行きは不透明なうえ、利上げペースは鈍く、低金利状態から動けない。金利が消滅したぬるま湯から抜け出せない世界を、マネーの女神はどんな思いで眺めるのか。
サウジアラビアの首都リヤド。東京ドーム35個分の地に数十棟もの未完成の超高層ビルが林立する。サウジが「脱石油」の最重要プロジェクトと位置づけるアブドラ国王金融特区は1兆円を投じ10年以上も建設が続くバベルの塔だ。
国外からのマネーを投資に振り向ける国際金融センターを目指す。「『次のヨーロッパ』は中東だ」。ムハンマド皇太子は胸を張る。政府系ファンドが国際銀行団から1兆円超の融資を得るなど今や中東は資金の調達側の顔も持ちつつある。背景にあるのは金融緩和で金利を失い、必死に稼ぐ場所を探すマネーだ。
サウジアラビアの首都リヤド。東京ドーム35個分の地に数十棟もの未完成の超高層ビルが林立する。サウジが「脱石油」の最重要プロジェクトと位置づけるアブドラ国王金融特区は1兆円を投じ10年以上も建設が続くバベルの塔だ。
国外からのマネーを投資に振り向ける国際金融センターを目指す。「『次のヨーロッパ』は中東だ」。ムハンマド皇太子は胸を張る。政府系ファンドが国際銀行団から1兆円超の融資を得るなど今や中東は資金の調達側の顔も持ちつつある。背景にあるのは金融緩和で金利を失い、必死に稼ぐ場所を探すマネーだ。
米10年債利回りは1982年の約15%をピークに低下し、2010年代は1~3%で推移する。少しでも高い利回りを得ようと投資マネーは新興国を中心とする海外へ向かった。世界のドルの流通量を示す「ワールドダラー」は過去10年で3倍以上と、3割増だった同期間の世界の貿易量の伸びを大きく上回った。
金利が消える世界は、19世紀にすでに予言されていた。マルクスは「資本論」の中で、資本のあくなき集積が続けばやがて投資で得られる利潤が低下し「利子率を圧迫する」と指摘。マルクスが生きた19世紀に英国の10年債利回りは約6%から100年かけて低下し、2%となった。
実は「バベルの塔」への罰というのは、サウジというより日米欧にやられてて、これから「仕上げ」が始まるのだが。マルドゥク神殿は血まみれになる。
・・・
最近のサウジは大雨が続いた後、砂漠が草原化。
今年の夏のヨーロッパ。全土で山火事。緑の森はハゲ山。ラインとドナウは渇水。このまま毎年続けば、ヨーロッパは砂漠化。「帰れない土地」に。
中東が物語の舞台だった時代に、ガチで戻りそう。ムハンマド皇太子の予言は、「地球の運命」として当たるか。
イスラム難民のヒトたち。ヨーロッパに移民しても、20年前にニッポンに移住した中国人みたいに、後で後悔するかも。
ゼロ金利といえば、今最も貢献しているのがニッポン。ということは、最も国力が衰退してるのもニッポン。
82年の米国債、15%金利。スゲーな。国債だけで喰ってゆける。当時、もっと儲かった市場があったということ。
複利で増える金利と経済成長は、不可分の関係。
マルクスは「資本主義経済は必ず失業により破たんする」と唱えたが、今の時代はマルクスの呪いがかかったようだ。
なぜならエリート連中がみなステルス共産主義思想だから。
そうなると思うとそうなる。
ところが、後から出たケインズの資本主義シンプル化モデルでは、そうはならない。
- Y=C+I・・・・・・式(1)
- C=aY・・・・・・式(2)
- Y(国民生産=国民所得、有効需要)
- C(消費)
- I(投資)
たとえばIで1兆円投資したとして、労働者が収入の8割(a)を消費に使うとすると、
式(1)でYが0.8増える
式(2)で0.64消費が生まれ
式(1)でYが0.64増える
式(2)で0.512消費が生まれ
式(1)でYが0.512増える
・・・以下繰り返し
最初の1の投資に対して、トータル計算は1/(1-0.8)で、「5」の国民所得、有効需要。
1兆円の投資が5兆円に。
あら不思議。
投資ルーティーンを続ければ、延々国民所得は増え続ける。
需要が増えると物理的に貨幣が足りなくなる。お金の量も増える。成長率が高くなるので、自然と金利が上がる。借金の金利は無いほうがいいが。
理論上計算に合わない、金利が逆回転しているということは、本来の資本主義には無い「想定外の邪魔」が入っているということ。
ステルス共産主義のベースは、聖書のパウロの思想。
コンプラコレクトネス信仰心
「労働して納税が美徳」
「老後に天国へ行くため税金を払いなさい」
「復讐は検察に任せなさい」
「愛すべきマイノリティのための福祉に税を払いなさい」
ゼイキン、ホーリツ、キトクケン、、、、。これらが殲滅されないとダメ。マイノリティに対する「マジョリティ」なんてこの世に実在するのか?ただの差別利権だろ?
タテマエでホンネを隠す、欲を隠した偽善労働者の宗教。
暗記と忖度でのし上がった「赤いサル貴族」が作文して天下る。作文は延々と積みあがる。
作文のバベルの塔。
民はサルにピンハネされた給料で、喰ってくだけでいっぱい。ヒマなヤツは、新しいことしようにも自由が無い。動く気も起こらない。
ダッセーヤツらが幅効かし、ヤリたいことができないから、皆ヤル気が起こらない。ダッセー情報で洗脳されるから、皆、自分が何をヤリたいかすら分からない。
「I」が出てこない。
欲望マックスな「神の時代」に戻して欲しい。