「M資金詐欺」というのがあります。
ニッポンが戦時中、占領地で集めた巨額の財をGHQが回収し、日米でコッソリ運用しているという、簿外資産の都市伝説。
この簿外資産を財源として「あなただけ、特別に融資!○○に投資してくれませんか!」と、地元の名士や官僚出身経営者、人気絶頂の俳優、社会的地位のある者が、騙された。
飛騨3兆円事件、全日空3千億円詐欺、田宮二郎氏自殺事件、国債還付金詐欺など。
超低金利、好条件、超長期の巨額出資。
額が額だけに、契約の場で印紙税代や手続費用を騙し取るだけで、詐欺師はガッポリ儲かるらしい。
詐欺アイテムの証書類。出資する場での権利証に登記簿や印鑑証明にハンコ、身分証なんてのは、偽造しようと思えば、偽造出来てしまう。契約の場で専門家がやって来て取引相手方の本人確認までやってると、経験豊富なビジネスマンでも騙されてしまう。
権威を騙り、ニセ請求書や裁判所からの通知を送り付ける、「振り込め詐欺」の元祖。
被害者は大企業役員や有名人。マスコミには格好のネタ。テレビニュースで「M資金詐欺」が報道されると、「そんな都合いい話あるワケないじゃん。なんで騙されるの?」とバカにされる。
大金を失ったうえ、バカにされるのが辛くて、被害者が自殺してしまった。
M資金は実在するのか?火の無いところに煙は立たない。社会的地位がある者が騙されるからには、むしろ本物が実在する、リアルに運用されてきた、というのが、今回の話。
インペリアルアイズ3月号「オカルトでも都市伝説でもないM資金の正体」
カネで仕事と生活が成り立つ社会システム。
たちまちカネが必要なときに融資話。下手にウラの情報を知ってるだけに、騙されてしまう。貸してもらえるもんなら、貸してもらいたい。
このM資金、何のためのカネなのか?
落合莞爾氏の本を読んでると大体想像ついてしまうのだが、やはり、アレでござる。
今月号は、落合氏も実際に関わった、M資金によってもたらされた「現象編レポート」付き。
意外な事に、実際に莫大な資金が出資されたとして、良い事ばかりはありゃしない。
敢えてぶち壊す目的もアリか?
お蔭で30年のダメージ。
莫大なカネを出すからには、必ず目的がある。騙された人たちは「その目的」まで想像出来ただろうか?
いや、ムリだろ。普通、ムリだ。
大量の「金」は何処なのか?今は何に使ってるのか?そんな話まで出てしまってるので、事が起こるのも近いハズ。
インペリアルアイズ3月号「オカルトでも都市伝説でもないM資金の正体」