私は年末はほとんどテレビを見てなかったので、割と最近ネットで知ったのですが、皆さん、サザンの曲に政治的なものを期待しますかねぇ?
サザンは恋愛だとかエロだとか扱った曲を唄うバンドだったと思うのですが、なんでこうなっちゃったのか、違和感を感じてしまいます。
ところで、何故かこの年代のアーティストには左寄りの政治観を持ってるヒトが多いように思いますが・・・なんで左なんでしょうか??
その背景を察するに、50~60代の人たちって、70年安保の時期に多感な時期を過ごしてる訳で、その当時は左翼思想全盛で、学校をバリケード封鎖するとかいった事が単に「カッコ良く」見られてた、というのがあると思われます。
そう、根底には「左翼思想家はカッコよくて、女にモテそうだったから」といった事があるのでしょう。
村上龍の「69」では、左翼思想家にあこがれる女の子にモテたいがために、学校をバリケード封鎖したものの想定外の事件になってしまい、自分たちの思想を示す方法を考えた挙句、子分に校長の机にウンコをひねるよう命じる、といった主人公が描かれてますが、当時は、全国レベルで左翼思想というのは一種の「ファッション」だったんだろう、と想像するのです。
他にも、ジョンレノンのマネだとかいろいろあるのでしょうが、今はそういった左翼ファッションは流行らないので、そういったテーマを扱われても、聴く方は面白くないです。
どうせ戦争とか紛争なんて、どこかの誰かの金稼ぎの謀略の結果です。
結局、国際政治は国同士の、欲望と欲望のぶつかり合いの無慈悲なゲームで、どこの指導者も自分や家族の命を奪われるリスクなんて取りたくない、というのが実情ですから、負けそうな戦争に巻き込まれる状態というのは、要するに戦略負けの結果。
で、軍事行動となると最終的には様々な業界が絡むので、そのお金も庶民の生活レベルまで下りて来て、我々も気付かずにそんなお金で生活してるのかもしれませんね。
そんなテーマを、一介のアーティストが今更偏った知識を持って扱ったところで、楽しくもなければカッコ良くもない。で、下手に有名人だから、プロパガンダ利用されてるんじゃないかと憶測を呼んでしまう。で、商売的にはトレンドを読み間違えてるので、完全に失敗です。
普通に恋愛だとかエロを扱った方が、よっぽど平和的思想を表明してると思うのですが?そういう時に戦わないでしょ?
エロは世界を救う。