コロナ発生源批判というブーメラン

ブーメランの原理

他人を批判する者は、批判対象について、自分自身が罪悪感を感じる事が出来るから、批判する。人は、自らが全く認識出来ないものについては、他人を強く批判する事など出来ない。

例えばトランプのロシア疑惑は、批判した民主党ヒラリー・クリントンが、ロシアの原子力企業に、カナダの「ウラニウム・ワン」という企業を売り渡した「ロシア・ゲート」事件をやらかしていた。自分らがやってる事に罪悪感を見出す事が出来るから、敵の弱みが見つければ、容赦なく攻撃出来る。自分の秘密が露見するとは思わなかったのだろう。

彼らの思考は「世間には本音と建前があるから、政治家たるもの人前では建前の綺麗事を語らなければならないが、実際は世の中は汚れているものだから、生きてゆくには建前ばかりではだめだよね。でも人前で建前を貫徹出来ないヤツは容赦なく揚げ足取るよ。ポリティカル・コレクトネスを守らなきゃならないから」というダブルシンク(二重思考)なのである。

それ自体は近代国家、ローマンカトリックから続く自然法思想ベースの法体系の中に混ざりんこしているものであるから、世界のあちこちで見られるし、現代社会人として、あなたも私も持っているものであり、理解出来ると思う。問題は、本音と建前の使い分けが、とてつもない社会コストである事だ。無駄でしかない。もはや政治は「どうすれば我々は本音だけを語って生きてゆけるのか?」を、真剣に考えなければならない時期に来ている。

話を戻し、トランプというおっさんの本性は、キョーレツなエゴイスト。国民には理想も語るが、己の欲望が剥き出し。ついつい個人的な本音が見え透く。しかし本音と建前を使い分けるという嘘つきではないから、建前の綺麗事を言いながら、ウラで湯水の如く国家の税を自分らの稼ぎにマネロンしてきた、悪徳政治家達のお掃除には、最適な人物なのである。毒蛇にはもっと強い毒蛇を戦わせる。確か副島隆彦氏の本で、2016年、大統領選前にキッシンジャー博士とトランプが会談したことから、”大統領はトランプで決まり!”という話があったが、2017年亡くなった米国支配者デーヴィッド・ロックフェラー爺さんが、後を任せるお掃除役として、トランプを指名したのだろう。問題は、支配者が指名したトランプでさえ、意のままにならない山法師たち。

今回のコロナ騒ぎも、ウィルスの出所は武漢研究所だとか米軍だとか、噂はイロイロあるものの、欧米各国が都市封鎖し、警察権を発動し、国民の自由を奪っているという事実から見れば、企んだ者たちのお里が知れる。仮に米国人がやったとすれば、中国からパンデミックが起こったのだから、中国側にも協力者がいただろう。しかし彼らの企みは失敗する。なぜなら、全体の、もっと大きな絵図を描いた者がいるだろうからである。

第三次世界大戦賠償請求

今は、トランプが言い出しっぺとなって、中国に対し、とても払えない1京円超えの賠償請求。(すでに8カ国が中国に賠償請求、合計額は1京円超え!?中国GDPの7年分―仏メディア)当然、習近平の中国政府は断固拒否する。実態を調べに調べまくるだろう。結果は、米中共に、国内大掃除のチャンス。
アメリカでは大統領選の強敵、米民主党のバイデン候補にキョーレツなブーメランとして帰って行くだろう事は、容易に想像出来る。頭に「コツン」とブーメランが当たり、自らが掘ったSHITHOLE(落とし穴)に、ドボンと落ちてしまうのだ。