シャーマンのブルース§5「恥の連鎖と型の思考」


我らがあべぴょんは51兆円を米国のインフラ投資に差し出そうとしているとかで、さすがは

「ゴマスリファーストの美しい国ニッポン!」

と感動してしまい、
こんなに「分かりやすい悪」を演じてるんだから、いいかげん僕ら一般ピープルは覚醒して行動しないとダメなんだろうなぁ、と思いつつ
思い切ってそのお金をベーシックインカムを超越して「オーバードーズ・インカム」として国民にバラまけば、間違いなく景気回復するんだけど、裏を返せば「グローバル企業ファースト」だから、あり得ないか。

一方、トランプさんはFRBの国有化をを目指した大統領令を出していて
米国の金融システムを規制するための主要原則に関する大統領令
いよいよ為替が動くかな、と思う今日この頃。

本題です

今日はニンゲンの歴史は古代から延々と同じストーリーの「型」の繰り返しであるという話と、その型を変化させる方法についてのお話。

§2でも紹介した、シュメールの粘土板の物語です。
今回はわれわれ人類を創ったエンキさんについて。
ゼカリア・シッチンさんの著作「エンキの失われた聖書(The lost book of Enki)」から。
エンキさんの話が僕らにとってどれほど重要かというと、

<らっきーデタラメ放送局★第227回『教えてそこら辺!人類創世記篇』>

古臭い遺物をそこまで隠したがるなんて、逆に興味が湧きませんか?

興味のある方はぜひ本を買って欲しいのですが、要約版がネット上にもありますから、まず読んで下さい。
エンキの失われた記憶要約
以下、ストーリー解説は省略し、話を進めます。

この物語、シッチンさんの創作という可能性もゼロでは無いのですが、それは到底調べようがないので横に置いといて、
物語の最後で、エンキさんがこんな事を言ってます。

 エンキは 1 人、後に残された。
一緒にいるのは、自分の心の中の思いだけだった。
すべてがそうやって始まり、今までのところ、どう結末を迎えたのか、彼は座って思いを馳せた。
 すべては“運命”だったのか、それとも、あれこれ決定したことによって形作られた“宿命”だったのか?
天と地球が入れ子状の循環を規則正しく繰り返しているのなら、起こったことは、また発生するのだろうか?
“過去”は“未来”なのか?
地球人はアヌンナキを真似て、ニビルを追体験するのだろうか?
最初にやって来た彼が、最後に去っていく彼となるのだろうか?
 次から次へと思いが湧き上がる中、エンキは決断を下した。
ニビルから始まり、地球での今日までのあらゆる出来事と決断を、記録に残すことを。
“未来の世代への道標”となるように。
後世の人々が、“運命によって指定された時”にこの記録を読み、“過去”を思い出し、“未来”を預言として理解してくれるように!
“未来”が“過去”の審判者となるように!

ストーリーでは、人類創造に関するエンキさん自らの恥ずかしい体験まで含まれていたりして、「聖書」というより「非常に良く出来たSF小説」といった感じです。
しかも聖書やら世界中の神話やら実在する古代遺跡と関連付いていて真実味があり、映画化すればヒットするかもしれません。(内容的に無理だろうけど)
仮にこれが創作なら、シッチンさんは天才小説家でしょう。
他に比べれる物が無いんじゃないか?というくらい、興味深いストーリーとなっています。

で、
物語を読むと彼らニビル星人(地球滞在者はアヌンナキと呼ばれた)は「同じパターンの悲劇」を何度も繰り返している事に気付きます。
人物・環境が違うけれども、似たようなシーンの繰り返し

長くなってしまうので端折りますが、

ニビルでのアヌとアラルの王権争い、地球でのアヌの子エンキとエンリル兄弟の対立、エンキの子マルドゥクの、弟ドゥムジへの嫉妬と謀殺、イナンナとマルドゥクの王権をめぐる戦い、火星労働者(イギギ)のエンリルに対するクーデター、マルドゥクの子ホロンとサトゥの争いによる両者の死など、繰り返し繰り返し近親者どうしでステータス(権力、権威、地位)をめぐって争っています。
で、最後はマルドゥク討伐のため拠点都市のロケット発射台へ恐怖の武器の投下。
「邪悪な風」による想定外の大量死、そしてマルドゥク統治下のバビロンだけが助かってしまう皮肉。

象徴的なのはエンキが創った人間の子孫、カ・インとアバエル兄弟の話で、
アバエルはエンキの子マルドゥクが遊牧を教え、一方のカ・インはエンリルの子ニヌルタが農業を教えました。
そして収穫の時、アバエルだけがエンキに褒められた事が原因で、カ・インが嫉妬心からアバエルを石で殴り殺してしまいます。

人間界にもアヌンナキたちの悲劇の「型」が写ってしまったのですね。
とにかく「何か」で分断されて争いになる。
人種とか宗教とかステータスとか思想とか政治とか企業とかお金とか色恋沙汰とか、原因はいろいろある。

そして、この「悲劇の型」は次にマルドゥクに移る。

ところで僕は§2で紹介したイナンナとドゥムジの話から

シェークスピアのある作品

を思い出したのですが、

<シェークスピアとエリアンの奇妙な偶然の一致by Hiroshi Hayashi>
(クロップサークルとシェークスピア作品だけで見られる珍しい英単語)

人間ではない??
独特の言い回しで「読みにくいなぁ」と思ったことはありますが。

次、

神業ライター

エンキさんの本の日本語版でも序文を書いている、エハンさんのシェークスピア講義
<シェークスピアの知られざる世界:聖なる芸術の秘密 エハン塾>

シェークスピアの作品は読み手によって4段階の解釈が出来るそうで、僕は初めて知りました。

前々回「人生のステージ理論」というのを紹介しましたが、
たとえばシェークスピアは人間の心理機能を知り抜いていて、ステージ4~ステージ7の人それぞれの人の心に響かせるように物語を書き、しかも最後には問題解決に至るプロセスを理解させるという、非常に高度なライティングスキルを持っていた、という事になります。

「人生のステージ理論」というのは海外在住の、1枚のセールスページを書いて億単位の売上を作るという、凄腕コピーライターから得た情報です。
こういった、人間のさまざまな心理機能をフル活用した、あらゆるタイプの人に響かせるセールスページを書き上げるのは命がけの仕事らしく、トランス状態に入って文章を書き上げるため心身を激しく消耗し、1つ仕上げると暫くの期間はアタマがおかしくなってしまうらしい。
ましてや長編小説となると・・・

しかも王権争いの経験が無ければ書けない物語を書ける人物とは??

次、

取り巻く環境を変える「型の思考」

このような人間界で繰り返される「型」を書き換える方法について。

神界の宣伝マン「出口王仁三郎の型の思考」(15分50秒あたりから)
<日本の霊統 1 酒井勝軍 出口王仁三郎 harry山科>

イザナミが支配していたとか、王仁三郎さんがスサノヲの生まれ変わり、というのは怪しい。
彼の構想自体、チンギス・ハーンのやった事をマネてるような気もします。

しかしここで、真実かどうか?は重要ではない。
神界や霊界はあるのか?もどっちでも良い。
王仁三郎さんが大陸でコネクションを築き、帰国後は国内で布教活動し、政府に弾圧させたという「表現行為」そのものが「型の思考」です。

プロセスとしては、当初はフィクションだろうが嘘っぱちだろうが演技だろうが「型を示す」
そしてそれが事実と繋がれば、皆が「ああそうなんだ!」と思い込み、さらに波紋が広がり「世の中が変わる」です。

そもそも、新しい思想に「既存の型」はございません。

逆に、支配する側は毎日マスコミを使ってニュースを流し、一般ピープルに信じ込ませた「既存の型」が廃れないよう、リピート再生をやっています。

現在進行形の話でいえば、米国でトランプさんが「ヒラリーをタイホしろ!」とか「国境に壁を作ってやる!」とか「関税35%!」とか「イスラム教徒は入国させねー!」とか、一般的にタブーな発言をやって大統領に就任して、今度はFRBを国有化しようとしていますが、これも「型を示した」と言えます。
実際にFRBを国有化出来るかどうか、というのは非常に強固な利権が絡んでかなり難しく、過去に同じ事を試みたリンカーンとケネディは暗殺されてます。

トランプさんも危険なのですが、彼は先に世界に向かって派手に「型を見せた」ので、ピザゲートやら人身売買やら悪魔儀式やら、ネット上では世界支配層の怪しげなウラ話だらけになってるという現状があります。

たとえトランプさんの命が狙われようが、既に大々的に「型」が示された以上、もはや歴史は戻せない。

つまり「型」を示せば、皆の意識を草の根運動的に変えてゆき、結果世の中が変わってゆく、という仕組みです。

ちなみに王仁三郎さんは晩年陶芸家となって毎日ひたすら茶わんを作り続けていたそうで、芸術作品として世界で評価されています。

そもそもゲージュツなるものは何のために存在するのでしょう?

絵や音楽や文学なんてのは、サバイバルの為には役に立たないものです。

英国には世界支配層のために天才たちを集め、世に流行らせるモノを研究する
「タビストック研究所」
なるものがあって、世間で流行しているものは支配の目的で意図的に流行らされている、という説があります。
音楽でヒットを飛ばすアーティストは大概関わってる、という事も言われますが、中には裏事情をリークしていると伺わせる人もいたりして、
たとえば最近
豪カトリック司祭、7%が児童虐待に関与か 調査委が報告書
なんて報道もありますが、
アメリカでも
474 Arrested, 28 Sexually Exploited Children Rescued During Statewide Human Trafficking Operation: LASD
とか、
こういった報道で思い出させられるのが、
マイケル・ジャクソンさんのネバーランドの子供たちは何だったのでしょう?
ネットサーフィンしてると「BAD」の歌詞についてこんな解釈をしてる人がいたりして。
マイケル・ジャクソン五回忌に考えたこと。名曲「BAD」はイルミナティへの挑戦状だった。

こういった具合に妄想しながら音楽を聴いていると、不思議な発見があるかもしれません。
若くして亡くなったアーティストの作品とか。
日本だと尾崎豊さんは「何の支配」からの「卒業」を唄ってたのでしょうか?

ゲージュツにはいろんなジャンルがありますが、要は「型」を伝えればいいので、媒体は何でもよい。
今はネット社会ですから、あなたがたとえ芸術作品を作れなくても、手軽に実行可能です。
こんなワケの分からないブログでも、誰かが読んで何か起こるかもしれない、と期待する。

次、
エンキさんの話に戻って、
カ・インがアバエルを殺害した後、教え子を殺されたマルドゥクは「カ・インを殺してしまえ!」と激怒しましたが、
エンキさんは息子に、

重大な秘密

を明かしました。

我が息子!我が息子!
とエンキがマルドゥクに優しく言った。
お前の苦痛は大きい。
だが、苦痛で苦痛を増幅させるのはよそうじゃないか。
私の胸の内の秘密が重くのしかかっていたのだ。お前に話そう。
昔々、私が川をぶらぶらしていると、2人の地球人の娘が私の目にとまった。
彼女たちによってわたしの種子からアダパとティティ(カ・インとアバエルの両親)が宿されたのだ。
新しい種類の地球人、文明化した人は、そうして地球にもたらされたのだ。

これに対し、

意外な新事実に、マルドゥクは最初びっくりしたが、それから抱腹絶倒した・・・
あなたの口説きの武勇伝はわたしにとって噂に過ぎませんでしたが、いま確信に変わりましたよ!
確かに、カ・インの命は助け、地球の最果てまで彼を追放しましょう!

(エンキの失われた聖書より)

人類の起源って、そういう事なのか?

武勇伝・・・
エンキさんが人間の女性と交わる度に、褐色の子やニビル星人のような肌色の子や白い肌でブルーの目の子が産まれたという。
(ニビル星人の複雑な遺伝子パターンの成せる業か)


なんと!


そうだったのか?

なぜエンキさんが行為に及んだかというと、遺伝子操作による人類は時を経るに従って野生に戻っていったらしい。
解決策として「男女の自然な行為」で、実益と欲求を同時に満たした、と。

最後に

イエスの誕生

Project Vegaさんより

ある時、沐浴していたマリアに近付いたエンキはマリアを誘った。
神に仕える高位の神官として。
言葉巧みなエンキにマリアは惹かれ、エンキは彼女の腰を抱き寄せ、子宮に精液を注いだ。
エンキは高官のイシムドに命じ、マリアの様子を伺わせた。懐妊したことが解ると、エンキに報告した。それを知ったエンキはマリアの家に行き、ヨセフのいない時を見計らって、壁越しに伝えた。
「私は大天使ガブリエルである。お前はヨセフの子ではなく、神の子を身籠った。しかし、お前はその子をヨセフの子として育てるのだ!生まれた子には、インマヌエルと名付けよ!“神は我らと共に”という意味である。今後、如何なる困難があろうと、必ず神がお護りするだろう」

リアルゴッドが父?
そういう事なのか?

・・・
エンキさんの恥と苦悩を理解してあげないと、ニンゲンの未来は無いのかもしれない。