「ナチスの手口を学んだらどうかね?」
その意味。ロッキード事件で田中角栄元首相が訴追されたところに遡る。
第五章 デモクラシーとは何か
日本国憲法は、すでに改正された。
角栄後、日本の三権は官僚に簒奪(さんだつ)されてしまった。三権分立のないデモクラシーはあり得ない。今の日本は、デモクラシーを止めて役人クラシーの国に成り果てた。「国会は、国権の最高機関」(憲法第四一条)とは名のみであって、実は、官僚の傀儡(かいらい)である。
デモクラシー(リベラル・デモクラシー)であるかないかを判断するうえで、憲法(の条文)があるかないかは、あまり関係ない。英国憲法は一八世紀の半ば頃に成立したといわれ、世界中の憲法の手本となっている。その英国憲法に明文はない。
また、明文化された憲法がデモクラシーを謳(うた)っていても、その憲法に実効性がなければ、その政治はデモクラシーとはいえない。憲法は改正されたと解釈されなければならない。
現在の日本では、どうか。
角栄後、デモクラシーは死んだ。憲法は改正されたと解釈されるべきである。たしかに、憲法改正の手続はとられていない。名目上、「日本国憲法」は存在している。が、それがどうしたというのだ。角栄後、日本の三権は、官僚が独占してしまっているではないか。
こんなデモクラシーがあってたまるか。
人は、ヒトラー治下のワイマール憲法を思い出さないか。ヒトラー治下においても、ワイマール憲法に改正の手続きがとられ、正式に改正されたことはなかった。
外見上、ワイマール憲法は存続してはいたのだった。
小室直樹 「田中角栄の遺言 官僚栄えて国滅ぶ」 クレスト社刊
組織を忖度する、多数決原理、低劣暗記サル官僚主導国家。
サタンの会堂、裏ワザまじない集団。
美意識も官能も哲学も無存在。
ナチスの劣化版。
醜いクソ権力のクソ体制の「根性論」クソ精神国。
神通力を完全喪失した、神の国。サルの念仏。リアル「猿の惑星」
実際のところは、「法治主義」も「デモクラシー」(民主主義)も、最初から欠陥を抱えている。
官僚が欠陥を裏ワザ攻略して権力を手に入れたが、所詮は「知ってる知らない」レベルの裏ワザ・ロジック。
裏ワザ・ロジックは、何らかのゲーム・ルールが存在する上でだけ、成り立つもの。
「まじない」は「まじない」が有効だという幻想の中でのみ効力を持つ。
しかし、彼らは正当な「まじないの論理」すら知らない。ナチスから「裏ワザ」だけをサル真似。
実は「知ってる知らない」程度で手に入る力(フォース)なんて、長期目線では大したことない。
システムが欠陥を抱えてるが故のロジック。
逆に、パワーを持っている者からすれば、「裏ワザまじない師」を攻略することはたやすい。
市民革命の当初から、システムに組み込まれた落とし穴。
法治主義の基盤である共同幻想、「思想」そのものが吹っ飛べばどうなるか?
覇道は覇道で返される。ブーメランが飛んでくる。
総攻撃が始まる。LOL