東証に置かれたブラックボックス。アローヘッドのアルゴリズム体操。
金融・証券用語解説 [アローヘッド]
東京証券取引所が2006年から開発に取り組み、10年初めに稼働させた新しい株式売買システム。
現物株の取引を世界の主要取引所並みに高速処理できるのが特徴で、以前のシステムでは証券会社の注文を受けてから受付通知を出すまで2~3秒要した処理を、0.002秒に短縮しました。世界的にアルゴリズム取引(コンピューターを使った自動売買)が発達し、取引所に注文の高速処理が求められていることに対応したものです。
大和証券
なぜか前日、システム障害。
東証で9日に起きたシステム障害で、野村ホールディングスやSMBC日興証券、みずほ証券など約40社の株式取引に影響が出た。10日は通常通り取引が行われている。
日本取引所グループの横山隆介最高情報責任者(CIO)は9日夕の会見で、株式売買システム(アローヘッド)での接続障害は午前7時31-32分ごろに特定参加者からコネクション1号機にコンピューター間で接続を確認する電文が大量に送信されたことがきっかけだと説明する一方、参加者の社名については言及を避けた。
メリルリンチと日本取引所はコメントできないとしている。
なんでコメントできないの?
そもそも高速取引は米国で、一般投資家やファンドのオーダーを先回りするため開発された。
誰かがオーダーした価格を知り、先回り売買。
大口の客の注文、取引所も無理を通す。
ということで、相場は派手に動く。