ノンキャリとフロント企業を生贄にする「予算マネーロンダリング・スキーム」

森友と野田中央公園

マルスはその前後の期間、幸福の名のもとに支配するだろう
byノストラダムス

払い下げブラックボックス

森友はウヨクあべちん。野田中央公園はサヨク辻元おばちゃん。籠池サンも関西生コン幹部のおっちゃんもターイホ。
なんでどっちも事件に巻き込まれて揉めてしまったのか?理由は何か?

学校も公園も、ドカチンな開発行為のお仕事は、お役所相手にいろいろな手続が必要。
素性がヤクザだろうが部落だろうがビジネスマンだろうが、ドカチンの親分たるもの、一般商売人より遥かに行政に明るくないと、やってゆけない。
まずは、役所に出す許認可や払い下げ、補助金のための、事前協議、打ち合わせから始める。
開発業者は、役所との交渉に、有力な代議士を使う。これは、ドカチンのお仕事にはよく見られる光景。
代議士を巻き込み、口添えしてもらって、「こんなに公共性があるのだから、オレのプランを許可してくれ」、と。

ポイントは、森友にしても野田中央公園にしても、固定資産の評価額は高いが、国が処分したくても、ゴミ撤去とかなんとか、なかなか売れなかった土地。
かといって例外を認めて安く売るなんてことは、やってはいけないのですね。国有財産という事は、主権者である国民みんなの財産なのだから。

本件では、何故安く売ってしまったのか?

土木建築ビジネスの実務には、設計会社や土建や建築や産廃や代書屋、いろんな業界・企業が絡んでくる。それぞれに結構な金額を払わなければならない。元請けだけでは仕事は出来ない。
であるから、外注にかかった費用、払ってしまったおカネの実際のホントの内訳までは、発注者は関知しない。

ここで、許認可法令を設計する立場にある、霞ヶ関サル山の、お利口なおサルたちは考えた。

最近、不景気やら民営化で、諸先輩方がこれまで美味しい思いをしてきた天下りも、旨味が無くなってきた。
でもオレたちもいい思いしたい。何のために、楽しいはずの青春を暗記の繰り返しに捧げ、人生の一番充実した時期を、つまらない上司の出世のための忖度と、毎晩夜遅くまでの無意味な作業に費やしてきたのか?

そんなん知ったこっちゃねーや。

どうするか?グレードは落ちるが、おっきなカネが動く開発行為業者の外注先に天下るとか、そこから自分らがおカネを貰える仕組みを用意しておけば良い。国民には気付かれないブラックボックス。お金のクリーニング。ゴミの撤去費用を差し引き、不動産とおカネをトレード。土地は安く売り、補助金を動かし、下請けや外注先で、おカネを受け取る。
要は、税金をポケットに入れるための資金洗浄。

ただ、善意悪意(知ってる知らない)関係なく、マネロンに関わった民間企業舎弟に対しては、そのまま放置しては危険なので、スキャンダルに巻き込ませて葬る。
ついでに国民の目を逸らす事が出来るから、一石二鳥。

「幸福の名」のもとに統治された平成時代。商売人も代議士もウヨクもサヨクも、霞ヶ関のフロントになり果ててしまった。
ええ加減、ホントの敵に気付いた方が良くねーか?